不動産購入

~資金計画③~

 

ここでは、

⑤金利について調べる

⑥金融機関に相談する

について書いてみたいと思います。

 

資金計画で一番気になることは、金利だと思います。

まずは、金利の推移について以下のグラフを参照してみて下さい。

長期プライムレートと短期プライムレート、

代表的な10年固定金利と変動金利の推移です。

 

 

まずは簡単な金利の仕組みから。

金利はどう動いているのかご存じですか。

住宅ローンではなく、市場の金利には長期金利と短期金利があります。

固定金利や長期固定金利等は長期金利にほぼ連動して決まり、

変動金利は短期金利にほぼ連動して決まります。

 

長期金利の指標となるもは「10年国債」、

短期金利の指標となるものは「無担保コール翌日物金利」や日銀の政策、

となります。

何だか難しいですね…。

 

次に変動要因について、簡単にまとめてみました。

景気が悪くなると、金利は下がり債権価格は上がります。

景気が良くなると、金利は上がり債権価格は下がります。

物価が沈静化すると、金利は下がり債権価格は上がります。

物価が高騰化すると、金利は上がり債権価格は下がります。

円高になると、金利は下がり債権価格は上がります。

円安になると、金利は上がり債権価格は下がります。

金融緩和になると、金利は下がり債権価格は上がります。

金融引締めになると、金利は上がり債権価格は下がります。

ますます難しくなってきましたね。

この他にも海外金利も影響の要因となります。

 

このように、金利はとても複雑な要因が相まって決まってくるのです。

 

では、わかりやすく金利の推移について表にしてみました。

【金利等の推移】※1989~2009まで年末の記録を表示しています。

  基準
貸付
金利
長期
プライム
レート
短期
プライム
レート
無担保
コール
翌日もの
住宅ローン

日経

平均

株価

為替
10年固定 変   動
89 4.25 6.5 5.75 6.44 6.78 6.00 38,915 143.45
90 6.00 8.3 8.00 8.22 8.28 8.50 23,848 135.76
91 4.50 6.9 6.625 6.30 7.32 6.90 22,983 124.90
92 3.25 5.5 4.50 3.89 6.60 5.60 16,924 124.86
93 1.75 3.5 3.00 2.44 5.46 3.80 17,417 111.85
94 1.75 4.4 3.00 2.29 5.82 4.00 19,723 99.58
95 0.50 2.8 1.655 0.46 3.90 2.625 19,868 103.51
96 0.50 2.5 1.655 0.49 3.80 2.625 19,361 115.70
97 0.50 2.3 1.655 0.39 3.43 2.625 15,258 130.58
98 0.50 2.2 1.655 0.25 3.43 2.625 13,842 113.60
99 0.50 2.2 1.375 0.02 3.60 2.375 18,934 102.51
00 0.50 2.1 1.50 0.24 3.55 2.50 13,785 114.41
01 0.10 1.85 1.375 0.002 3.45 2.375 10,542 131.66
02 0.10 1.65 1.375 0.002 3.40 2.375 8,578 118.76
03 0.10 1.70 1.375 0.001 3.80 2.375 10,676 107.35
04 0.10 1.55 1.375 0.001 3.55 2.375 11,488 102.70
05 0.10 1.85 1.375 0.001 3.70 2.375 16,111 117.80
06 0.40 2.35 1.625 0.255 3.85 2.625 17,225 118.98
07 0.75 2.30 1.875 0.497 3.65 2.825 15,307 112.37
08 0.30 2.40 1.675 0.211 3.65 2.675 8,859 90.25
09 0.30 1.65 1.475 0.101 4.25 2.475 10,546 93.02

※近代セールス社発行「FP手帳」記載データをもとに作成しています。

 

この表を見ても…あまりピンとはこないと思います。

金利のピークは、

1990年(平成2年)の「10年固定8.28%」、「変動金利8.5%」となっています。

バブルの絶頂期だった頃だと思います。

それからバルブが崩壊し、

1995年には「変動金利2.625%」で落ち着いています。

そこから若干金利は下がり2005年まで「変動金利2.375%」、

そして2006,7年と少しずつ金利が上がりました。

何故でしょう…。

皆さん覚えていますか、「ミニバブル」という言葉。

このとき(今だからこそ言えますが)首都圏では一時的に、

景気が良くなり地価も上がりました。

おさらいですが、景気が良くなると金利は上がります。

金利が0.5%上がった場合、返済額はどのくらい上がるのでしょうか!?

借入額2,000万円、金利2.375%、返済期間20年では、

104,766円(総返済額約2,514万円)となります。

金利2.875%では、

109,672円(総返済額約2,632万円)となります。

毎月5,000円、総返済額で118万円の差です。

大きいですね。

このとき購入が”タイミング”だった方は、焦りますよね。

「早く買わないと金利が上がっちゃう(汗)」

 

しかし、現実はどうでしょう。

「サブプライムローン問題」や「リーマンショック」でまた下がりましたよね。

 

ここまでデータをもとに長々と書いてきましたが、

結論は金利の変動は誰にもわからないということです。

資金計画の中で一番選択に悩むのが、金利だと思います。

正直なところ、金利の推移は誰にも予想できません。

 

不動産の購入は、

金利が上がったから失敗、

金利が下がったから得した、

ということではないと思います。

 

まずはご自身のライフプランをしっかりと見据え、

金利が多少変動しても支払いできる範囲内で資金計画を立ててみて下さいね。

 

毎月の支払い等の計算は当社でもできます。

事前審査の申込書もありますので、

まずはどのくらい借りられるのかを知りたい方もお気軽にご相談下さい。

 

⑥金融機関に相談する

金融機関にご相談の際は、上記の事を念頭に少しでもお役立て頂ければ幸いです。